この記事は約 4 分で読めます。社会に出て仕事をするようになると、あらゆる場面で使用される「経費」というワード。 経費とは、正しくは「必要経費」を指し、事業をするためや、収益を得るために使用した費用のことを指します。 事 […]
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この記事は約 5 分で読めます。
社会に出て仕事をするようになると、あらゆる場面で使用される「経費」というワード。
経費とは、正しくは「必要経費」を指し、事業をするためや、収益を得るために使用した費用のことを指します。
事業をするために使用した費用を正しく計上すると節税につながる、という話を聞いたことがある人も多いと思いますが、間違った経費計上をすると、脱税とみなされてペナルティを課されることも・・・。
つまりなんでも経費にしていいというわけではないのです。となると、
「どこまで経費にしていいの?」
「これを経費にするのはOKかな?」
などなど、疑問に思う点や不明を感じる瞬間があるのも当然。
その中でも大人女子たちが経費にしていいか迷うのが「化粧品代」。
「すっぴんで人前に出るのは失礼」
と言うし、ビジネスのシーンで化粧をすることは、おしゃれではなくマナーだから、商談や打ち合わせで人に会うためにしたメイクの化粧品代は経費になるのか、という考えますよね。
そこで、今回は、確定申告における化粧品代のについて解説します!
【目次】
確定申告する際、「経費にできるか」という点と併せて考えなくてはいけないのは「家事関連費かいなか」という点です。
家事関連費とは・・・ 事業用と個人用の両方で使用しているお金の使い道のこと。 自宅で仕事をしている人であれば、家賃や水道光熱費、インターネット料金が家事関連費に該当します。そのほか、仕事の電話もプライベートの電話も同じ端末であれば携帯電話の料金が該当します。 経費にできるのは、使用時間や使用頻度などの一般的なデータから、業務上必要であることが明確な場合のみです。 |
職業にもよりますが、化粧品代は家事関連費に区分される場合がほとんです。ただし、業務上、直接関係のあるとみなせるものは経費として計上することができます。
では、化粧品を経費として計上できるものの代表的な例を5つ紹介します。
メイクアップアーティストが化粧品を経費として計上できる場合、その化粧品が業務に必要不可欠であるかどうかに依存します。メイクをする専門職であり、メディアに出演するモデルや女優などのメイクを行うためのメイクに購入した化粧品のため、経費として計上できます。
講師として人前に立つ仕事をしている場合も、化粧品代を経費として計上できます。
ただし、化粧品をプライベートでも使用する場合は50%を経費とするなど、按分しておくとよいでしょう。
YouTubeなどの動画に出演するために化粧品を購入する場合は、経費として認められる場合がほとんどです。というのも、見た目が動画の再生回数や収益に影響すると言えるからです。
化粧品はもちろん、整髪料や衣服も同じ理由で経費計上できます。
クライアントが主催する
などに出席する場合は、化粧品代を経費計上できるでしょう。
当然ですが、仕事と無関係の友人の結婚式などに出席する場合は、経費計上できません。
クライアントの式典に出席するために化粧品を購入した場合は、上記のように「接待交際費」として仕訳します。
でも問題ありません。
などの取材に応じるために特別に化粧品を購入した場合も、経費計上して問題ありません。
取材対応のための化粧品代を経費として計上する場合は、勘定項目は広告宣伝費でOK!
摘要欄に、取材されたメディア名を記載しましょう。
何も考えずに化粧品代を経費計上すると、税務署から指摘を受ける可能性もあります。
化粧品代を経費とする場合は、次のような点に注意しましょう。
領収書やレシートさえあれば経費として認められる、というわけではありません。
化粧品代を安易に経費計上すると、
などと疑いの目でチェックされる可能性もあります。
仕事専用の化粧品なら全額を経費計上してもOKですが、プライベートでも使う場合は適切な割合で按分しておきましょう。
按分するのが面倒なら、仕事用とプライベート用の化粧品を分けておくのもよい方法です
確実に経費として認めてもらいたい場合は、領収書やレシートだけではなく、
などを保管しておくことも大切です。
今回は、化粧品を経費計上する方法と注意点をご紹介しました!
今後も、仕事を円滑に進めるために必要なマネーリテラシーについて、どんどん更新していくので、ぜひチェックしてくださいね!